どうしちゃったの私?

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スタート

私は某大手国内生命保険外交員に転職したことがある。

アラフォー、離婚ほやほや、シングルマザー。

三拍子揃った私の入社を

手放しで喜んでくれたことに恩を感じ、

すべて吸収してやる精神で仕事に取り組むと決めた。

仕事大好き人間として、

保険営業というお仕事は

厳しくも非常にやりがいあ

魅力的な仕事に感じていたからだ。

誰かの役に立てる、そんな希望に満ち溢れていた。

苦手の連続

初出勤日、

60人規模の運営である事実を目のあたりにし

その空気感に圧倒され、

全く集中できないことに恐怖を感じた

でも仕事である以上、

会社に属する以上、

その環境が苦手なんて言ってられない

そこからが大変だった笑(いや、もう笑うしかないくらい合わなかった)。

一方的な情報のシャワー

行動指示の棘(とげ)

騒がしい朝礼環境

毎朝の朝礼が何より苦しかった。

集中できない上に、理解できない指示がシャワーのように降り注ぐので

脳内が毎朝パンク状態。

きっと、頭からプスプス煙が上っていたに違いない。

でもやはりここは会社であって、仕事である。

仕事である以上、自分の感情を持ち込むべきではない】

そんな染み付いた社畜精神(この話もまたいつか)にがんじがらめで、

どうすることもできなかった。

仕事=辛い、なんて当たり前に過ごしてきたからだ。

目の前の仕事をとにかく全力でやることしか方法がないと思い込んでいた

『まじめだな~』

『不器用』

『考えすぎ』

『とりあえずやれないの?』

悪気なんてなくて

むしろアドバイスに近い善意だったのかもしれない。

言われるたびに傷ついていたけど

それが当たり前すぎて

自分が悪いんだと

笑って飲み込むようにしていた

異変は突然

1年3か月目、いつも通りの朝礼を終え、

まだ整理しきれていない頭のまま、車に移動した。

まず、うまく息が吸えないことに気が付い

そしてだんだん、手が震えてきた。

『あ、まずい』

そう脳が察した瞬間、

堰を切ったように過呼吸の発作が起きた。

意識が朦朧とする中、

この日初めて、わたしは仕事から逃げた。

誰にも、何も言われたくなくて、図書館に逃げ込んだ。

毎朝、会社にいるすべてのひとの

視線、感情や、情報

嫌でも、身体に入り込み続け

地層のように、何層にも体内押し固められて蓄積していたんだ。

完全に、身も心も、私ではない何かで埋め尽くされてしまったんだと

絶望した。

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